ポンコツOLのゆる記録

孤独なポンコツOLが、ただ好きなものや日々のことを書いていくだけのブログです。

水は飲め、って話

 

 テレビの放送が地デジになって久しい。昔、たまに電波が悪くなるからか、ざらっざらの線が映像に重なることがあった。その映像を、自分の目で、令和の時代になってみると思わなかった。昨日、私は死にかけていた。

 

 昨日の私は、前回の記事の通り撮影の仕事があったのだが、雨で何件かキャンセルになったので、いつもよりも随分ゆっくり目覚めた。いや、実際は目覚めていたのだが、布団の中でウゴウゴと推しVtuberの配信アーカイブを観たりしていた。起きた後もぼんやりした頭で仕事の準備をして、ついでに朝のうちに1日分の勉強も済ませてしまおうとそのまま机に向かったのがもう、第一の失敗であった。
 私には幸か不幸か、過集中の癖がある。ついいつもの癖でギリギリまで勉強してしまった上に、久々の接客(?)だしとしっかりメイクして服もしっかりコーディネートを組んで、と身支度にいつも以上の時間をかけてしまった。お陰で食事を摂り逃した。しまったなあ、二度と会うことのない人なのに何故あんなに気合い入れてしまったのだろう、と今になって後悔している…。

 

 たった1時間の撮影のために、田舎在住の私は片道2時間かけてひたすら運転しなければならない。少し早めに着く予定だし、現場でコーヒーでも飲めば良いだろうと思ってノードリンクで運転してしまったのが第二の失敗であった。普段と勝手が違う時間に出発したので、予想していた渋滞よりも格段に混んでいて、ギリギリに着いてしまったのである。この時点で、最後の食事から既に18時間ほど経過していた。
 本当に困ったことに、この時点で頭が割れそうなほどの痛みがあったが、元来偏頭痛持ちの私は『低気圧とPMSのせい』と思い込んで我慢してしまったのである。ズキズキと共に到着してロケハンの暇もなくズキズキと共にすぐに撮影。これで嫌な客だったらもう最悪であったが、ありがたいことにとても良い人で、助かった…と思ったのは内緒である。カメラマンは写真家と違ってあくまでお客様ベースの接客業なので、客との相性云々と文句は言ってられない。いわゆる『やべー奴』に対しても常にニコニコとしていなければいけないので、昨日の自然体で接することができたお客様には本当に感謝しかない。

 

 さて、撮影後に現像も兼ねて某コーヒーチェーン店に行こうとしたのだが、なんと駐車場が満車。そうか、世間が三連休であることをすっかり忘れていた。仕方ない、別の店舗に行こうとその場でドライブスルーすらも利用しなかったことが第三の失敗である。運営に即日納品が義務付けられているからと、wi-fiを求めてこのチェーンに拘らなければよかった…。

 そして運転中に冒頭のテレビの映像の話に戻る。

 一向に治らない頭痛をずーっと低気圧のせいだと思っていたせいで気づいていなかったが、既に19時間以上胃に何も入れていなかった私の視界が、じゅわっと滲んで、砂嵐がザラザラと流れ始め。これはまずいと思ったので道中のコンビニの駐車場に駆け込んだことは、我ながらファインプレーであった。ゆっくり遠のく意識の底で「ブラウン管の映りが悪くなった時の映像みたいな世界だ〜…」とくだらないことを考えてながら、軽く倒した運転席でぐったりとするしかなかった。
 少し落ち着きを取り戻してから、カラッカラになった喉を潤すついでにアイスコーヒーとその他諸々の軽食を買って、20時間ぶりの食事〜!と車中でがっついていた時、ふと『水分不足, 頭痛』と検索したら、「危険」「脱水症状」「早急な水分補給を」などなどと出てきてゾッとした。そう、この時点で私はギリギリの状態であったのである。

 

 この記事を書くにあたって帰宅してから調べていたのだが、脱水症状は大きく
 1. 頭痛や立ちくらみ、食欲不振などの「軽症」
 2. 手足の痺れや吐き気、めまいなどの「中等度」
 3. 低血圧、体に力が入らない、失神などの「重症」に分類される。
 失神している私は、なんと重症であった。おいおい。すぐに救急車呼べって書かれているぞ。普通にアイスコーヒーとパンとチキンで復活したから運転して帰宅してしまったぞ、と今自分に呆れられるのは命があるからである。

 

 ということで、皆様、水分と塩分は摂ってください
今年の夏は初夏の時点で異様な暑さなので、熱中症に対する意識はあると思いますが、普通に脱水症状で命の危険が迫ってくることもあるので、生還した私からのお願いです。ちなみに昨日が雨じゃなくて晴れだったら多分死んでいました。あと土砂降りを全身に浴びて体温上昇を物理的に抑えられていなくても多分死んでいました。不幸中の幸いというか、奇跡か何かだと思っています。死ななくて良かった。

 

 それでは今日も命大事に!良き1日をお過ごしください。